レバノン流チキンラップ Chicken Shawarma (シャワーマ)

人分: 4 難易度: Intermediate
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チキン・シャワーマ(Chicken Shawarma)は、特に人気のあるレバノン料理です。スパイスで味をつけて調理したチキンとフライドポテト、ピクルスを薄焼きパンで包んで食べます。普通レバノンではお店で買って食べるのですが、こちらのレシピは家庭でも美味しく作れるようアレンジしました。

お店で売っているシャワーマの姿は、日本でも見かけるケパブを想像してもらえると一番わかりやすいかと思います。ただ、シャワーマの方がより味わいがあって、しっとりとしています。

シャワーマを作るのに一番大事な事は、正しいスパイスを使うこと。シャワーマスパイスは中東系のスーパー(ロンドンにあるGreen Valleyがおすすめです)で市販のものを買うこともできますが、それぞれのスパイスを合わせて自分で作ることもできます。

市販のスパイスはAbidoがおすすめです。詳しくは、シャワーマスパイスのページ(準備中)もご覧ください。

できればラップするパンは薄焼きのアラビアパン(Khoubis)を用意するといいのですが、トルティーヤなど他の薄焼きパンで代用してもOKです。ピタパンに詰めて食べてもいいですね。お好みで、パン抜きでそのままチキンを食べても絶品です。お弁当のおかずにも良いですね。

レバノン流チキンラップ Chicken Shawarma (シャワーマ)

難易度: Intermediate
人分: 4
季節: Suitable throughout the year

材料

鶏肉と漬けるマリネ液

シャワーマスパイス(手作りする場合)

その他の材料

日本で作る方向けのヒント

  1. 材料の量はイギリスで手に入る食材・種類を元に記載しています。
  2. にんにく:日本のにんにくは少し香りが強いと思うので、好みで量を調整してください(日本のにんにくでも試したら追記します)。潰すのはすり鉢などで潰すのがおすすめです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

  3. きゅうりのピクルス:私たちはガーキンという小さいきゅうりのピクルスをいつも使っています。

  4. 鶏肉を漬けるのにパイレックスやガラスの容器を使うと、そのままオーブンに入れられるので便利です。

  5. オーブンがない場合は、フライパンで蒸し焼きにしてもOKです。

鶏肉をマリネ液につけて半日から一晩置く

  1. 鶏肉を洗ってキッチンペーパーなどで水気を取り除き、パイレックスかガラスの容器に入れます。

  2. 別の容器で鶏肉を漬けるマリネ液の材料を全てよく混ぜてから、鶏肉に注ぎます。スプーンやフォークを使って、鶏肉にまんべんなくマリネ液をつけます。

  3. 容器にアルミホイルかラップなどで蓋をして、冷蔵庫で4時間置いておきます。一晩漬けるとより味が浸透するのでおすすめです。

手順

  1. 先にレバノン流ガーリックソースのトゥメを準備しておきます

  2. オーブンを180度(ファンオーブンの場合は160度)で予熱します。

  3. マリネしておいた鶏肉をアルミホイルなどで蓋をしてオーブンに入れ、40−45分焼きます。

  4. 鶏肉をオーブンで焼いている間に、きゅうりのピクルスを縦長に切り、各自が好きなだけ取れるように、まとめてお皿にのせて食卓におきます。

  5. フライドポテトを準備します。オーブンを使うタイプの場合は、鶏肉と一緒にその商品の指定の時間オーブンで調理します。フライヤーを使って揚げる場合は、鶏肉が焼きあがる直前に揚げ上がっているようにしてください。

  6. 鶏肉をオーブンから一旦取り出して蓋をとり、さらに5−10分オーブンで焼きます。この時マリネ液は既に干上がっていますが、鶏肉はしっとりした状態です。

  7. 鶏肉が出来上がる直前に、薄焼きパンを温めて配ります。Khoubisの場合は、各自1枚のパンを2枚に開いて準備しておきます。アラビアパンは、温まるのが早く、逆に温めすぎると固くなるので注意しましょう。

食べ方

  1. 鶏肉が出来上がったらオーブンから取り出し、そのままか大皿にまとめてのせて食卓におきます。大きいようであれば、必要に応じて食べやすい大きさに切るかほぐしておきます。

  2. 各自、トゥメ、鶏肉、きゅうりのピクルス、フライドポテトを好きなだけ薄切りパンにのせ、包んで食べます。ピクルスは好みで入れなくてもOK。汁が溢れるのでナプキンなどを準備しておくと便利です。

このレシピの作者

フォンフォン

レバノンのベイルート出身。夫とイギリスに移住後、本格的にレバノン料理を学び始める。同時にイギリス料理をはじめとした各国料理、メイン、スイーツなど様々なレシピを習得。2003年にウェブサイトLebanseGarlicSauceを開設。現在はイギリスの田舎で日々新しいレシピや習得したレシピの改善に励んでいる。最近日本人の嫁と暮らし始め、和食に興味津々。鰻の蒲焼きと豚の角煮が大好き。

ゆきこ(ウェブ管理、翻訳、日本向けの追記・記事を担当)

日本の横浜出身。子供の頃から海外に興味があり、アメリカ、中南米などを旅する。イギリス留学を経て30歳を機にヨーロッパに移住。イギリス、イタリア、フランスで仕事をした経験を持つ。ウェブ系ITエンジニア・プロマネの職歴を活かし、2021年にLebaneseGarlicSauce - JPを開設。ラム肉のシャワーマが大好き。現在フォンフォンの指導の下、レバノン料理の修行中。

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