レバノン流ガーリックソース Toomeh(トゥメ)

人分: 4 難易度: Beginner
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トゥメ(Toomeh)は肉料理のソースの定番で、チキン、ラム、クフタ(Kafta)などにとてもよく合います。フライドポテトのソースとして使ったり、切った生野菜をつけて食べるディップとしてもオススメです。

従来のレシピは、マヨネーズを作るのと似たように卵の白身、パン粉、オリーブオイルと大量の潰したにんにくから作るのですが、それだとかなりコツがいるので、このレシピは作りやすいようにアレンジしてあります。

本場ではかなり大量のにんにくを入れて肉料理に合うピリッとした風味を添えます。ただ、にんにくの味が強すぎるようだったら、レシピより少なめの量に調整してもOKです。風味が良く出るように、食事の1−2時間前に作っておくのがオススメです。ただし、同じ日か2日以内には使うようにしましょう。

日本で作る場合、国産のにんにくは独特の風味があるため、トゥメの特徴であるピリッとした辛さが出ません。できれば、スペイン産等のにんにくで試してみてください。詳しい解説は、基本の食材:にんにくのページをご覧ください。

レバノン流ガーリックソース Toomeh(トゥメ)

難易度: Beginner
人分: 4
季節: Suitable throughout the year

材料

 

日本で作る方向けのヒント

  1. 材料の量はイギリスで手に入る食材・種類を元に記載しています。

  2. にんにく:日本のにんにくの場合は、甘みと独特の風味が強いので、イギリスのにんにくで作るときのピリッとした味は出ませんでした。ただ、それはそれで美味しいです。まずは、指定の分量から始め、味を見ながら好みで調整してください。個人的には、分量の2−3倍が必要かなと思います。詳しくは、基本の食材:にんにく参照。

  3. マヨネーズ:日本のマヨネーズは甘みがあるので、味見をしながら好みで調整してください。もし入手できるようでしたら、Hellmanなど海外のブランドでも試してみてください。

手順

  1. まずは、じゃがいもを茹でます。じゃがいもはざっくり切って小さい鍋に入れ、多めに水を入れます。鍋に塩を少々入れて沸騰させ、柔らかくなるまで茹でます。

  2. じゃがいもを茹でているうちに、にんにくを準備します。にんにくは皮をむき、ペースト状になるまで潰します。(詳しくは、基本の食材:にんにく参照)。スパイスクラッシャーなどで叩き潰すか、おろし金で擦りおろすのがおすすめです。

  3. じゃがいもが茹で上がったら、茹でた水は捨てて30秒ほど鍋の中に置いて乾かします。水けができるだけ残らないように。

  4. じゃがいもとにんにくをボールに入れ、クリーム状になるまで潰します。塩と胡椒を少々振り、混ぜ合わせます。

  5. 次に、マヨネーズ、ヨーグルト、レモン汁を順に加えます。スプーンなどでよく混ぜ合わせます。味見をして、必要であれば味を調整します。特にレモン汁とにんにくは好みに応じて足せるように準備しておくといいです。にんにくの風味は時間が経つにつれ強くなるので、思ったよりも若干弱めだと思った味になります。

  6. すぐに使わない場合は、ラップなどで蓋をして冷蔵庫に入れておきます。冷蔵庫に入れた場合は、常温に戻してから使います。

このレシピの作者

フォンフォン

レバノンのベイルート出身。夫とイギリスに移住後、本格的にレバノン料理を学び始める。同時にイギリス料理をはじめとした各国料理、メイン、スイーツなど様々なレシピを習得。2003年にウェブサイトLebanseGarlicSauceを開設。現在はイギリスの田舎で日々新しいレシピや習得したレシピの改善に励んでいる。最近日本人の嫁と暮らし始め、和食に興味津々。鰻の蒲焼きと豚の角煮が大好き。

ゆきこ(ウェブ管理、翻訳、日本向けの追記・記事を担当)

日本の横浜出身。子供の頃から海外に興味があり、アメリカ、中南米などを旅する。イギリス留学を経て30歳を機にヨーロッパに移住。イギリス、イタリア、フランスで仕事をした経験を持つ。ウェブ系ITエンジニア・プロマネの職歴を活かし、2021年にLebaneseGarlicSauce - JPを開設。ラム肉のシャワーマが大好き。現在フォンフォンの指導の下、レバノン料理の修行中。

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